ゾンビな一日

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「くそぅ! なんでこんなことに!」

 朝目覚めれば、管理人さんはゾンビに。隣の奥さんもゾンビに。町内会で挨拶しているご老人もゾンビになっていた。

 それでもなんでも通勤の為に駅に向かえば、溢れかえるはゾンビゾンビ!

「満員ゾンビだとぉ!」
『車内混み合いますので、ご注意くだゾンビ~』

 だめだ! 車内アナウンスまでゾンビだ! 嗚呼、俺はどうしたらいんだ……。

 と、思ったら目が覚めた。スマホでは寝る前まで見ていたゾンビ映画がループで再生されていた。

「なんだよ、人騒がせな」

 全く日曜日だってのに飛び起きちゃったじゃないか。あんなに活きのいいゾンビなんているわけない。ゾンビってのは、もっとこう……

「ウボァァ……」

 そう、こういうの。俺は外から聞こえてくるドアをガリガリとひっかく音と、うめき声に正解と叫んだのだった。
SF
公開:18/11/05 01:31
更新:18/11/05 14:48

おきつね土鍋( 閉架から910の分類番号辺りまで )

図書室に入り浸っていた学生時代から物語のとりこです。マイペースに活動していきます。
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