「長時間の立ち読みはご遠慮下さい。」
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『長時間の立ち読みはご遠慮下さい。』
本屋で見た貼り紙が私の好奇心をくすぐった。
長時間立ち読みしたらどうなるんだろう?
本屋に行ってみる。
二時間後
(まだいいんだ)
また二時間
「お客様。長時間の立ち読みは大変危険です。そろそろおやめください。」
「スミマセンッぼちぼち帰ります。」
「そう…ですか。」
(今すぐ帰れとは言われないんだ。)
一時間後
(そろそろ暗くなってきたなあ。帰ろうかな?)
(えっ…動けなっ。足がっ。木の…根?そういえば「危険」って…。)
「あああっ…うぐっ…うぐ。」
少女は、あっというまに地面に生えてきた木の根に飲み込まれた。
木が育ってゆく。
チェーンソーを持った店員がやってきた。
「木は切らないと邪魔ですし。」
「危険って注意したのに。」
本屋でずっと立ち読みをしていると、根が生え、ついには木になる。生えた木は本棚に再利用しているらしい。
本屋で見た貼り紙が私の好奇心をくすぐった。
長時間立ち読みしたらどうなるんだろう?
本屋に行ってみる。
二時間後
(まだいいんだ)
また二時間
「お客様。長時間の立ち読みは大変危険です。そろそろおやめください。」
「スミマセンッぼちぼち帰ります。」
「そう…ですか。」
(今すぐ帰れとは言われないんだ。)
一時間後
(そろそろ暗くなってきたなあ。帰ろうかな?)
(えっ…動けなっ。足がっ。木の…根?そういえば「危険」って…。)
「あああっ…うぐっ…うぐ。」
少女は、あっというまに地面に生えてきた木の根に飲み込まれた。
木が育ってゆく。
チェーンソーを持った店員がやってきた。
「木は切らないと邪魔ですし。」
「危険って注意したのに。」
本屋でずっと立ち読みをしていると、根が生え、ついには木になる。生えた木は本棚に再利用しているらしい。
ホラー
公開:23/10/08 17:01
ショートショート、ミステリー、ファンタジーが大好きな中学生です。
趣味で書いています。
刺激的なものは書けないかもしれませんが、よろしくお願いします。
「田丸雅智さん」「青柳藍人さん」「日向理恵子さん」の本が好きです。
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