回想列車

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 ガタゴト走る。電車が走る。

 時計を見る。ちょっと時間やばいかな。

 ガタゴト走る。

「こちらの電車はこれより超高速鉄道へ切り替わります。ご注意くださーい」

 ん? 超高速?

ガタゴト……シュオーン! キィィィン。

 え、え!?

「次は、10年後~10年後~。お忘れ物なきようご注意くださーい」

 いつもの駅が、なんだかハイテク化してる……。と、見とれてたら、扉閉まる。

「次は一世紀後~」

 ちょっと待って! 下ろして!

「途中停車ありませーん」

 地上から離れて空中へ、宇宙へ。地球が高速回転するのが見える。嘘、未来いくの!? 誰も知らないところへ……。

 ドンドンと地球が高速回転して、色が全部混ざって……

「終点~終点。あなたの行きたい場所~。こちら回想列車車庫に入ります」

 いつもの最寄り駅だった。私の最愛の人がいる家の側。独りで未来は行きたくないや。
SF
公開:18/07/11 18:32
タイムマシン 時空

おきつね土鍋( 閉架から910の分類番号辺りまで )

図書室に入り浸っていた学生時代から物語のとりこです。マイペースに活動していきます。
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