°。○°。○°。○

プシュ。今か今かと待ち侘びたこの瞬間、ぎゅうぎゅうに詰められたその気は一気に膨らみ溢れ出す。
パチパチパチ。無数の気泡はP音、つまり半濁音が詰まっている。その半濁音になる直前の無数の°に一文を区切る。に空白の○は、喜びを膨らませ、怒りに震え、哀しみに寄り添い、楽しみへと弾けゆく。
°。○°。○°。○石のように頑な心を解きほぐし。
°。○°。○°。○気が抜けないうちに、さぁどうぞ。
°。○°。○°。○大人だからこそ、頑なな石を砕き、水に流し、よく練って。
°。○°。○°。○泥になる前に人間性を欠く前に。
°。○°。○°。○心に火を灯す区切りであり、次なる始まりを告げ、形作る発砲音。