真夜中の駅
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電車に乗り込むと、真っ白な世界。8:2いや、7:3くらいの割合で女性客が乗っている。白いのは客の誰もが白い服を着ているから。
「おつかれ」
知り合いを見つけ、軽くあいさつ。「おつかれさま」丁寧かつ気だるそうな返事。
「今日はどちらに?」
「いえ、今日はもう帰ります」
「あら、うらやましい。私はこれから◯◯に……」
短い会話。そのうちすぐに相手は立ち上がる。
「じゃあ」
「ええ、また」
電車を降りる彼女。見ていると、軽く弾むような足取り。やっぱりうらやましい。私はこれから……
「Yさん、ナースコール。例のSさん」
「はいはい」
夜中の3時。さあ、これからと、私は力強くナースステーションを出て行く。
「おつかれ」
知り合いを見つけ、軽くあいさつ。「おつかれさま」丁寧かつ気だるそうな返事。
「今日はどちらに?」
「いえ、今日はもう帰ります」
「あら、うらやましい。私はこれから◯◯に……」
短い会話。そのうちすぐに相手は立ち上がる。
「じゃあ」
「ええ、また」
電車を降りる彼女。見ていると、軽く弾むような足取り。やっぱりうらやましい。私はこれから……
「Yさん、ナースコール。例のSさん」
「はいはい」
夜中の3時。さあ、これからと、私は力強くナースステーションを出て行く。
公開:25/08/15 03:00
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