まち針チューニング
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田舎の夜道は怖い。もう少し街灯を増やしてほしいなと常々思いながら今日も走っていると、道路脇に人がいた。危ない!
「何してるんですか!」
びっくりさせられたことに腹を立てて怒鳴ると、その人は振り返って言った。
「あ、すみません、気付かんで。いえ、ちょっとまち針のチューニングを」
「まち針?チューニングって?」
「明日もここを通ってみてください。では」
その人はそれだけ言って去っていく。脇には長いまち針を担いでいた。
「うっ、ここ、ここが!まだか!」
日曜日。私は朝から例の道路で格闘していた。夜に出会ったあの人はメロディーロードを作っている方で、音の調律をしているところだったらしい。
「ああっ、また止まらなかった!」
この道路、ちょうどまち針のところで止まらないと正しい曲が流れない。これがなかなか難しく、おかげで以前より運転に気をつけるようにはなったかも知れない。
「何してるんですか!」
びっくりさせられたことに腹を立てて怒鳴ると、その人は振り返って言った。
「あ、すみません、気付かんで。いえ、ちょっとまち針のチューニングを」
「まち針?チューニングって?」
「明日もここを通ってみてください。では」
その人はそれだけ言って去っていく。脇には長いまち針を担いでいた。
「うっ、ここ、ここが!まだか!」
日曜日。私は朝から例の道路で格闘していた。夜に出会ったあの人はメロディーロードを作っている方で、音の調律をしているところだったらしい。
「ああっ、また止まらなかった!」
この道路、ちょうどまち針のところで止まらないと正しい曲が流れない。これがなかなか難しく、おかげで以前より運転に気をつけるようにはなったかも知れない。
公開:26/01/17 08:42
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さがやま なつき