カンダタの卵
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火踊る地獄の池、その淵に座り込んで糸を垂れている男一人。神に見放されたカンダタである。カンダタは地獄で黒たまごの番を申しつけられていた。
「もうよいだろうか」
釣り糸を引き上げると、見事な黒たまごが現れた。よい出来だとカンダタが喜んだ、そのときだ。頭上から釣り糸が垂れてきて、カンダタの黒たまごを釣り上げてしまった。
「おれの卵!」
叫び手を伸ばしたカンダタもろとも、釣り上げていく糸。やがて着いたところは天界だった。目の先には、ひとりの神がいた。
「おお、いつか会いたいと連日釣り糸を垂れておったが、やっと会えた。お主じゃろ?宇宙一美味い地獄たまごを作るというやつは」
朗らかに言うは恵比寿様。恵比寿様は黒たまごを一口齧ると、カンダタに言った。
「うむ、やはり美味い。どうじゃ、天界に参らぬか?そこで料理人をしてもらいたい」
こうしてカンダタは、ようやく天国行きが叶ったのである。
「もうよいだろうか」
釣り糸を引き上げると、見事な黒たまごが現れた。よい出来だとカンダタが喜んだ、そのときだ。頭上から釣り糸が垂れてきて、カンダタの黒たまごを釣り上げてしまった。
「おれの卵!」
叫び手を伸ばしたカンダタもろとも、釣り上げていく糸。やがて着いたところは天界だった。目の先には、ひとりの神がいた。
「おお、いつか会いたいと連日釣り糸を垂れておったが、やっと会えた。お主じゃろ?宇宙一美味い地獄たまごを作るというやつは」
朗らかに言うは恵比寿様。恵比寿様は黒たまごを一口齧ると、カンダタに言った。
「うむ、やはり美味い。どうじゃ、天界に参らぬか?そこで料理人をしてもらいたい」
こうしてカンダタは、ようやく天国行きが叶ったのである。
公開:25/12/27 23:39
また『蜘蛛の糸』
いいかげんご本家さまに
怒られるかな?(笑)
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さがやま なつき