マンタカー
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レンタカーの駐車スペースにマンタが寝そべっていた。れっきとしたレンタカーだという。
「水陸両用、のんびりとした旅をしたい方に人気の乗り物です」
担当の女性が言う。その目は笑っておらず、押し切られる形でレンタ、いやマンタカーを借りる。
「出張で、楽しむ余裕はなさそうなんだがな」
そう思ったが、なんとマンタカー、先手を打ってくれた。仕事に差し支えはなかったが、帰りがいろんなところに行かされたのである。
その浮力をもってして高い山へ行き、その泳ぎの優雅さをもってして深い海に潜った。ほぼタダでこんな旅ができるなんて、まるで夢のようだ!
「どうでした?旅は。のんびりできなかったでしょう?」
どうやら担当者、わかっていたらしい。高すぎる山で凍傷になり、そのまま海に潜るから風邪を引くことを。
「レンタル料金、半額以下でいいな⁉︎」
鼻をズビズビさせながら、なんとかそれだけ言い返した。
「水陸両用、のんびりとした旅をしたい方に人気の乗り物です」
担当の女性が言う。その目は笑っておらず、押し切られる形でレンタ、いやマンタカーを借りる。
「出張で、楽しむ余裕はなさそうなんだがな」
そう思ったが、なんとマンタカー、先手を打ってくれた。仕事に差し支えはなかったが、帰りがいろんなところに行かされたのである。
その浮力をもってして高い山へ行き、その泳ぎの優雅さをもってして深い海に潜った。ほぼタダでこんな旅ができるなんて、まるで夢のようだ!
「どうでした?旅は。のんびりできなかったでしょう?」
どうやら担当者、わかっていたらしい。高すぎる山で凍傷になり、そのまま海に潜るから風邪を引くことを。
「レンタル料金、半額以下でいいな⁉︎」
鼻をズビズビさせながら、なんとかそれだけ言い返した。
公開:25/11/19 05:01
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