海色の猫
6
5
友人から、海猫を譲り受けた。
「彼女が出来たお祝いだ。喜べ!」
得意そうな言い方が鼻についたが、なるほどたしかに、海猫は彼女とのおうちデートをうまく演出してくれた。というのもこの猫、コロコロと毛色が変わるのだ。真っ赤な明け空色、陽の光に白んだ色、夕暮れ色などはまさにデートに最適な色だった。
「綺麗……」
彼女のため息混じりの声にキュンとした、その時だった。突然、海猫がグェッ、グェッ、とえずき始めたから困った。
「チエ、逃げろ!」
おれは叫んだ。が、彼女は驚き、狼狽えるばかり。仕方なく彼女を抱えて外に出て、なんとか間に合った。
後日、ことの顛末を友人に話すと、ヒューヒューなどと言われた。が、さすがにあれは困るよ。
吐瀉物が大量の海水なんてさ。
「彼女が出来たお祝いだ。喜べ!」
得意そうな言い方が鼻についたが、なるほどたしかに、海猫は彼女とのおうちデートをうまく演出してくれた。というのもこの猫、コロコロと毛色が変わるのだ。真っ赤な明け空色、陽の光に白んだ色、夕暮れ色などはまさにデートに最適な色だった。
「綺麗……」
彼女のため息混じりの声にキュンとした、その時だった。突然、海猫がグェッ、グェッ、とえずき始めたから困った。
「チエ、逃げろ!」
おれは叫んだ。が、彼女は驚き、狼狽えるばかり。仕方なく彼女を抱えて外に出て、なんとか間に合った。
後日、ことの顛末を友人に話すと、ヒューヒューなどと言われた。が、さすがにあれは困るよ。
吐瀉物が大量の海水なんてさ。
公開:25/11/13 17:09
ログインするとコメントを投稿できます