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俺の上司は昭和のおじさんだ。
得意技は飲みニケーション、残業に徹夜。
でも仕事はできるし、最新技術にも明るかった。
俺は苦手ではないが、若手からは不人気だった。
しかし上司は、不器用ながらに努力していた。
そんな上司が、仕事中に倒れた。
どこからか白衣の男たちが現れ、上司を連れていってしまった。
夕方、会議室に呼び出されると、白衣の男たちが待っていた。
切り出されたのは、上司の話。
上司は、AIの頭脳と機械の体を持つロボットだという。
そこで、と男は切り出した。
上司の薫陶を受けた俺に、平成の知識を入れたいと言ってきた。
昭和と平成の知見を、令和に生かしたいのだと。
入れるといってもどうやってと尋ねると、
男は懐からUSBメモリを取り出し、これをインストールすると言った。
私が訝しげな顔をしていると、男はゆっくりと告げた。
──実は、あなたもロボットです、と。
得意技は飲みニケーション、残業に徹夜。
でも仕事はできるし、最新技術にも明るかった。
俺は苦手ではないが、若手からは不人気だった。
しかし上司は、不器用ながらに努力していた。
そんな上司が、仕事中に倒れた。
どこからか白衣の男たちが現れ、上司を連れていってしまった。
夕方、会議室に呼び出されると、白衣の男たちが待っていた。
切り出されたのは、上司の話。
上司は、AIの頭脳と機械の体を持つロボットだという。
そこで、と男は切り出した。
上司の薫陶を受けた俺に、平成の知識を入れたいと言ってきた。
昭和と平成の知見を、令和に生かしたいのだと。
入れるといってもどうやってと尋ねると、
男は懐からUSBメモリを取り出し、これをインストールすると言った。
私が訝しげな顔をしていると、男はゆっくりと告げた。
──実は、あなたもロボットです、と。
ファンタジー
公開:25/11/14 11:04
南の島で、ゲームを作ったりお話しを書くのを仕事にしています。
のんびりゆっくり。
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蒼記みなみ