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校庭に集まった老人たちが、地面の穴を見つめている。
穴の底には箱があった。
50年前に埋めたタイムカプセルだ。
廃校が決まり、掘り出されることとなった。
開けると、懐かしい品が次々と現れた。
思い出話に花が咲く。
と、奇妙なものが入っていた。
握りこぶしほどの金属の塊で、「穴の底に投げ込め タケシ」と書かれている。
2年生の時に転校した同級生の名だ。
突然の転校で、連絡先も分からなかった。
言葉通りに、金属を穴の底へと放つと──轟音が鳴り響いた!
音が収まった後、穴は直径数メートルほどに広がっていた。
底は、見えないくらいに深い。
恐る恐る見ていると、穴から人が出てきた。
「ひさしぶり!」と笑顔で言ったのは、タケシだった。
地底の学校に転校したのだと知らされた。
かくて、学校は存続することになった。
地底の街に住む人々との交流がはじまるのだ。
穴の底には箱があった。
50年前に埋めたタイムカプセルだ。
廃校が決まり、掘り出されることとなった。
開けると、懐かしい品が次々と現れた。
思い出話に花が咲く。
と、奇妙なものが入っていた。
握りこぶしほどの金属の塊で、「穴の底に投げ込め タケシ」と書かれている。
2年生の時に転校した同級生の名だ。
突然の転校で、連絡先も分からなかった。
言葉通りに、金属を穴の底へと放つと──轟音が鳴り響いた!
音が収まった後、穴は直径数メートルほどに広がっていた。
底は、見えないくらいに深い。
恐る恐る見ていると、穴から人が出てきた。
「ひさしぶり!」と笑顔で言ったのは、タケシだった。
地底の学校に転校したのだと知らされた。
かくて、学校は存続することになった。
地底の街に住む人々との交流がはじまるのだ。
ファンタジー
公開:25/02/22 11:36
南の島で、ゲームを作ったりお話しを書くのを仕事にしています。
のんびりゆっくり。
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