猫部長
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オフィスに着くなり、おれはいつもと違う空気を感じた。いつも忙しく殺伐としているのに、今日はなんだか穏やかなのだ。
「なあ、今日どうしたんだ?」
同僚に聞くと、ニヤけた顔で部長の席を指差した。そこにはなんと猫がいた。
「部長は欠勤。その代わりだとよ」
同僚の言葉に顔をしかめる。おれは犬派だ。
案の定、おれと猫部長はソリが合わなかった。というか、みんなだと思うのだが。なにせ気分屋、すぐ怒るしすぐ寝るし。腹が減ったらギャーギャーうるさいし。正直いつもの鬼部長より面倒だと思った。
「まあまあ、おまえもそうカリカリせずに。どうだ?部長の肩でも揉んでくれば」
「あ?なんでそんなこと」
言っても聞いてもらえず、おれは部長の肩を揉みにいく。
「おまえ、大丈夫か?最近ノルマ達成できてないじゃん」
「ああ、そんなのすぐ取り戻してやるさ!それより知ってるか?部長、肉球マッサージがいちばん喜ぶぜ!」
「なあ、今日どうしたんだ?」
同僚に聞くと、ニヤけた顔で部長の席を指差した。そこにはなんと猫がいた。
「部長は欠勤。その代わりだとよ」
同僚の言葉に顔をしかめる。おれは犬派だ。
案の定、おれと猫部長はソリが合わなかった。というか、みんなだと思うのだが。なにせ気分屋、すぐ怒るしすぐ寝るし。腹が減ったらギャーギャーうるさいし。正直いつもの鬼部長より面倒だと思った。
「まあまあ、おまえもそうカリカリせずに。どうだ?部長の肩でも揉んでくれば」
「あ?なんでそんなこと」
言っても聞いてもらえず、おれは部長の肩を揉みにいく。
「おまえ、大丈夫か?最近ノルマ達成できてないじゃん」
「ああ、そんなのすぐ取り戻してやるさ!それより知ってるか?部長、肉球マッサージがいちばん喜ぶぜ!」
公開:25/06/27 10:50
更新:25/06/27 10:52
更新:25/06/27 10:52
猫の手も借りたい
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