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真夜中2時過ぎ。
人も街も少しずつ眠りについてくる。
散歩をしていると、女の子が立っていた。
「こんな時間にうろうろしてると危ないよ」
女の子が微笑む。
「吸血鬼に見つかっちゃうよ」
一瞬思考が停止した。
「最近ニュースになってるの、知らない?真夜中に吸血鬼が出るって」
「…知らなかった。うちテレビ無いから」
「あー…それはお気の毒に」
「でも吸血鬼なんて、本当にいるの…?」
恐る恐る聞いてみた。
「いるよ。実際に被害が出てる」
「…被害って…」
声が震えるのを堪えて聞く。
「『僕、吸血鬼なんですが、血を少し頂けませんか?』って聞かれたって」
「…へ?」
「ね?可笑しいよね?でもまぁ、そんな不審者がいるから気をつけなよ」
女の子が去って行く。
しばらく見送り溜め息をつく。
「はぁ…今度からは血を吸う前に聞くのやめよう…」
人も街も少しずつ眠りについてくる。
散歩をしていると、女の子が立っていた。
「こんな時間にうろうろしてると危ないよ」
女の子が微笑む。
「吸血鬼に見つかっちゃうよ」
一瞬思考が停止した。
「最近ニュースになってるの、知らない?真夜中に吸血鬼が出るって」
「…知らなかった。うちテレビ無いから」
「あー…それはお気の毒に」
「でも吸血鬼なんて、本当にいるの…?」
恐る恐る聞いてみた。
「いるよ。実際に被害が出てる」
「…被害って…」
声が震えるのを堪えて聞く。
「『僕、吸血鬼なんですが、血を少し頂けませんか?』って聞かれたって」
「…へ?」
「ね?可笑しいよね?でもまぁ、そんな不審者がいるから気をつけなよ」
女の子が去って行く。
しばらく見送り溜め息をつく。
「はぁ…今度からは血を吸う前に聞くのやめよう…」
ファンタジー
公開:25/06/15 19:29
更新:25/06/15 19:32
更新:25/06/15 19:32
真面目にのほほんと書いていけたらと思っております。
下手の横好きですが、宜しくお願い致します。
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