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この世はとても面倒臭い。
頭からバケツの水をぶっかけられながら考える。
『アンタなんかこの世界に必要とされてねーんだよ』
そう言って綺麗な顔のそいつは見下ろしていた。
でも今は、さっきの綺麗な顔に抱きしめられている。
『好き。大好き』
『アンタの事を愛してる。誰よりも大事にしたい。甘やかしたい』
『でも』
『それと同じくらい、虐めたい。傷付けたい』
そう言ってキスされる。
そして蕩けた顔で懇願される。
『私も同じくらい虐めて、甘やかして?』
目の前の白いそいつの首に両手を掛けて、考える。
この世はとても面倒臭い。
人を愛し、愛されるのも簡単に出来ない。
ややこしくしないと『本物』だと思えないようで。
共感なんて無い空っぽな心を込めて、憐れな首を強く絞める。
『私も愛してるよ』
この世界に必要とされている限りは。
頭からバケツの水をぶっかけられながら考える。
『アンタなんかこの世界に必要とされてねーんだよ』
そう言って綺麗な顔のそいつは見下ろしていた。
でも今は、さっきの綺麗な顔に抱きしめられている。
『好き。大好き』
『アンタの事を愛してる。誰よりも大事にしたい。甘やかしたい』
『でも』
『それと同じくらい、虐めたい。傷付けたい』
そう言ってキスされる。
そして蕩けた顔で懇願される。
『私も同じくらい虐めて、甘やかして?』
目の前の白いそいつの首に両手を掛けて、考える。
この世はとても面倒臭い。
人を愛し、愛されるのも簡単に出来ない。
ややこしくしないと『本物』だと思えないようで。
共感なんて無い空っぽな心を込めて、憐れな首を強く絞める。
『私も愛してるよ』
この世界に必要とされている限りは。
恋愛
公開:25/05/13 12:15
更新:25/05/13 20:00
更新:25/05/13 20:00
真面目にのほほんと書いていけたらと思っております。
下手の横好きですが、宜しくお願い致します。
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