かみがかり

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 とある日の夕方、こんな手紙が届いた。
「次の日曜、〇〇神社へお越し下さい。なおこの手紙は、10月生まれの方にのみ、配布いたしております」
 文面の末尾には、黒い鳥の絵。3本足だが、おそらく烏だろう。封緘には、金の蝋が押してあった。その模様もまた怪しかったが、何故だろう、私は指定の場所に向かう足を止められなかった。従わなければ、バチが当たる気がした。
 日曜になった。指定の場所で、手紙の送り主らしい〝声〟は言った。
「本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。さて今月は皆さんご存知の通り神無月です。この月、神である私達はここを去ります。ですのでその間、ーー」

 翌日から、本物の神が去ったこの国で、私は代理の神になったーー。
公開:24/10/27 03:50
更新:24/10/27 06:32

さがやま なつき( 鹿児島 )

2021年7月初投稿。お話の主人公は男性(もしくは少年)が多め。女性はキャラ作りが苦手です。(口調が書けない)

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