停電チュー
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また停電になった。今年は多いなと思っていると、お父さんがその理由を教えてくれた。
「今年は電気ネズミが活発化しているんだな」
「電気ネズミ?なあに、それ?」
「うん、電柱を住処、つまりお家にしているネズミさんでな、時々電線を食べちゃうのさ」
「電線を?自分のお家を食べちゃうの?」
「そうさ。詳しくは知らんが、食べ物にしたり、家を広くするために、かじったり、くっつけたりするらしいんだ」
そんなネズミがいるのか。ぼくは窓から外を見る。今はどっちなんだろう。お食事?それともお家作り?
「いつ終わる?」
そう聞いたけど、わからないって。
「わからないけど、じきに終わるさ。それまでいい子で待っていよう」
お父さんがぼくの好きなゲームを手に微笑んでいた。
「今年は電気ネズミが活発化しているんだな」
「電気ネズミ?なあに、それ?」
「うん、電柱を住処、つまりお家にしているネズミさんでな、時々電線を食べちゃうのさ」
「電線を?自分のお家を食べちゃうの?」
「そうさ。詳しくは知らんが、食べ物にしたり、家を広くするために、かじったり、くっつけたりするらしいんだ」
そんなネズミがいるのか。ぼくは窓から外を見る。今はどっちなんだろう。お食事?それともお家作り?
「いつ終わる?」
そう聞いたけど、わからないって。
「わからないけど、じきに終わるさ。それまでいい子で待っていよう」
お父さんがぼくの好きなゲームを手に微笑んでいた。
公開:24/09/22 11:38
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