味噌汁とピストル
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不可解な連続殺人事件が続いていた。殺人犯は誰もが女で、殺されているのは誰もが男だった。
「警察です」
現場に急行し、警察はそう言う。が、いざ殺害現場に乗り込んでみると、遺体はない。気絶している人間もいない。それどころか、男が笑顔で味噌汁を啜っている光景を見せられている。おもわず腹が鳴る。警察は眉を顰める。「これはどういうことだ?」
「あ、ご苦労様です。みなさんもどうです?よかったらお味噌汁だけでも」
女は美しく笑むと、味噌汁椀を突き出してくる。
味噌汁は美味い。女は美しく妖艶。警察は次々と心を撃ち抜かれていくのであった。
「警察です」
現場に急行し、警察はそう言う。が、いざ殺害現場に乗り込んでみると、遺体はない。気絶している人間もいない。それどころか、男が笑顔で味噌汁を啜っている光景を見せられている。おもわず腹が鳴る。警察は眉を顰める。「これはどういうことだ?」
「あ、ご苦労様です。みなさんもどうです?よかったらお味噌汁だけでも」
女は美しく笑むと、味噌汁椀を突き出してくる。
味噌汁は美味い。女は美しく妖艶。警察は次々と心を撃ち抜かれていくのであった。
公開:24/09/03 17:03
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