伸ばした爪
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昼下がり、給湯室でコーヒーを飲んでいると、後輩が入ってきた。
「よお、飲むか?おまえも」
が、そいつは首を振り、自分で何か作り始めた。最初にカップに入れたのは白い粉。
「なに入れたんだ、今」
ヤバいものの予感がして尋ねると、ヤツはこう言った。いわく、爪の垢だ、と。しかも、おれの爪の垢だと言った。
「先輩、こないだオフィスで爪切ってたでしょ?それをちょっと拝借して、垢だけ削り取らせてもらったんですよ」
「き、気持ち悪いな。で?その爪の垢ってのが……?」
「これです、今入れたこれ」
「……」
数日後、業績トップだったおれは、後輩に大きく差をつけられて負けてしまった。
「よお、飲むか?おまえも」
が、そいつは首を振り、自分で何か作り始めた。最初にカップに入れたのは白い粉。
「なに入れたんだ、今」
ヤバいものの予感がして尋ねると、ヤツはこう言った。いわく、爪の垢だ、と。しかも、おれの爪の垢だと言った。
「先輩、こないだオフィスで爪切ってたでしょ?それをちょっと拝借して、垢だけ削り取らせてもらったんですよ」
「き、気持ち悪いな。で?その爪の垢ってのが……?」
「これです、今入れたこれ」
「……」
数日後、業績トップだったおれは、後輩に大きく差をつけられて負けてしまった。
公開:25/01/26 21:26
#ショートショート研究室
不思議な言葉
「伸ばした爪」
爪の垢を煎じて飲む
2021年7月初投稿。お話の主人公は男性(もしくは少年)が多め。女性はキャラ作りが苦手です。(口調が書けない)
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さがやま なつき