水音
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寒いからといって家にこもってばかりいたら、体が鈍ってしまう。そう思い、散歩でもするかと外に出ると、どこかで水が跳ねる音がした。
ピチャンッ。ポチャンッ。ピチャチャチャチャッ!
なんだろう?どこから聞こえる?と場所を探してみると、近くの田圃の隅に蛙がたくさんいた。蛙は水に飛び込んでは陸に上がり、また飛び込んでは陸に上がることを繰り返している。見てみると、一回のダイブごとにその水深は伸びているようだ。
「蛙たちね、私から逃げているんですよ」
作業をしていたおじさんが言う。「私、巳年でね」
「ああ」
そういえば、来年は巳年か。
「今年ももう終わりですね」
言いながら見上げた空には、うっすら橙色をした蛇のような雲が、にょろっとたなびいていた。
ピチャンッ。ポチャンッ。ピチャチャチャチャッ!
なんだろう?どこから聞こえる?と場所を探してみると、近くの田圃の隅に蛙がたくさんいた。蛙は水に飛び込んでは陸に上がり、また飛び込んでは陸に上がることを繰り返している。見てみると、一回のダイブごとにその水深は伸びているようだ。
「蛙たちね、私から逃げているんですよ」
作業をしていたおじさんが言う。「私、巳年でね」
「ああ」
そういえば、来年は巳年か。
「今年ももう終わりですね」
言いながら見上げた空には、うっすら橙色をした蛇のような雲が、にょろっとたなびいていた。
公開:24/12/29 18:50
古池や 蛙飛び込む 水の音
松尾芭蕉
蛇に睨まれた蛙
2021年7月初投稿。お話の主人公は男性(もしくは少年)が多め。女性はキャラ作りが苦手です。(口調が書けない)
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さがやま なつき