チョコレート塾

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 中学に入ってから、グンと成績が落ちた。それを心配した親に言われ、先週から塾通いをしている。塾の先生は女の先生。生徒にすごく甘い先生で、ちっとも怖くないのがいい。ただこの先生、抜き打ちテストが好きで、今日もぼくは用紙を前に唸っていた。しかもこのテスト時間制で、5秒ごとに床がへこんでいくシステムになっている。周りを見渡せば、床がすごくへこみ、体全体見えていない人が目立つ。そういうぼくも結構へこんでしまい、ぼくの視界は机の足だけという有様だ。はるか上から、声が降ってくる。
「田中くーん、聞こえるかなー?早く解かないと、また学校の成績落ちるよー」
「解けない問題作らないでくださーい!」
 先生の突然の塩対応な声色に、ぼくはそう返した。
公開:24/04/24 11:20
板チョコ 甘いのだったり 塩チョコだったり 解けない 溶ける

さがやま なつき( 鹿児島 )

2021年7月初投稿。お話の主人公は男性(もしくは少年)が多め。女性はキャラ作りが苦手です。(口調が書けない)

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