キミに会いたくて
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〝本当に君は、出会った時のままだね〟
その言葉を最後に、キミはボクに会いにこなくなった。出会った時より、少し大人びた視線を残して。
「キミに会いたい」
ずっと思ってた。だから、会いにきたんだ。だから、安全なほこらを出てきたんだ。
キミは、すぐには見つからなかった。でも、諦めなかったよ、ボク。諦めずに、歩き続けた。キミに会いたくて、ね。
なかなかキミは見つからなかった。そのうちキミより小さい子達何人かに出会った。その子達は物珍しい顔でボクを見あげると、ボクを取り囲んだ。
その子達は皆、手に手に棒を持っていた。
殴られた。棒で叩かれ、鱗が傷付いた。そうしてボクはーーこの先は、キミも知っての通りさ。
ボクは、人がいっぱいいるところに来た。笑い声がした。怖かったけど、悪い気もしなかった。
「ジェットコースターっていうんだよ、今のキミ」
ボクの背中で、キミが笑った。
その言葉を最後に、キミはボクに会いにこなくなった。出会った時より、少し大人びた視線を残して。
「キミに会いたい」
ずっと思ってた。だから、会いにきたんだ。だから、安全なほこらを出てきたんだ。
キミは、すぐには見つからなかった。でも、諦めなかったよ、ボク。諦めずに、歩き続けた。キミに会いたくて、ね。
なかなかキミは見つからなかった。そのうちキミより小さい子達何人かに出会った。その子達は物珍しい顔でボクを見あげると、ボクを取り囲んだ。
その子達は皆、手に手に棒を持っていた。
殴られた。棒で叩かれ、鱗が傷付いた。そうしてボクはーーこの先は、キミも知っての通りさ。
ボクは、人がいっぱいいるところに来た。笑い声がした。怖かったけど、悪い気もしなかった。
「ジェットコースターっていうんだよ、今のキミ」
ボクの背中で、キミが笑った。
公開:24/03/31 02:08
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