金と銀のブリュワーカー
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慣れない登山ですっかり道に迷ってしまった。
「もう歩けない」
森の泉に辿り着くと畔で一休みすることにした。リュックの中から取り出した缶ビールを飲もうとして手が滑り、泉の中にポチャリ。
すると泉が大きく波打った。
「モルト、ホップ、マッスル!」
泉の中から野太い声が響き、ボディビールダーが金と銀のブルワーカーを手にポージングを決めながら現れた。
「Youが落としたのは金のブリュワーカー or 銀のブリュワーカー?」
「え、ただの缶ビールです」
「HAHAHA! Youはショージキモンね! さあ、レッツ・ブリュワーク!」
ビールダーはニカリと笑って俺を泉に引きずり込んだ。
「モルト、ホップ、マッスル!」
ビールダーにならって体を動かしていると、泉は金色に発酵し、白く泡立つビールへ変わった。
そうして俺達は旨いビールをたらふく飲んだ。
以来、ビール職人をブルワーと呼んだという。もちろん嘘だけど。
「もう歩けない」
森の泉に辿り着くと畔で一休みすることにした。リュックの中から取り出した缶ビールを飲もうとして手が滑り、泉の中にポチャリ。
すると泉が大きく波打った。
「モルト、ホップ、マッスル!」
泉の中から野太い声が響き、ボディビールダーが金と銀のブルワーカーを手にポージングを決めながら現れた。
「Youが落としたのは金のブリュワーカー or 銀のブリュワーカー?」
「え、ただの缶ビールです」
「HAHAHA! Youはショージキモンね! さあ、レッツ・ブリュワーク!」
ビールダーはニカリと笑って俺を泉に引きずり込んだ。
「モルト、ホップ、マッスル!」
ビールダーにならって体を動かしていると、泉は金色に発酵し、白く泡立つビールへ変わった。
そうして俺達は旨いビールをたらふく飲んだ。
以来、ビール職人をブルワーと呼んだという。もちろん嘘だけど。
ファンタジー
公開:23/10/18 17:00
更新:23/11/02 23:22
更新:23/11/02 23:22
クラフトビール
空想と妄想が趣味です。
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