くまさんのおとしもの
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ある日のこと。森の中でひとり、くまさんは探し物をしていました。探しているのは、白い貝殻のイヤリング?いえいえそれはもう、持ち主の女の子に渡しました。そうして、歌ってくれたのです。そのお礼の歌を。それからのくまさんです。どうやら何かを落としたようで、このところ元気がありません。
「なんだろう?ボクはいったい、何を落としたんだ?」
落としたものが分からないのも、また悩みでした。
いつも森の中を闊歩しているくまが家から出てこないので、森の動物たちは安心するやら、心配するやら。
その時でした。森の入り口の方から、歌声が聞こえてきたのです。くまさんは家を飛び出します。そう。くまさんが落としたもの、それは恋心。くまさんは女の子に恋に落ちたのです。
自分の落とし物を見つけ、すっかり元気を取り戻したくまさん。また森の中を闊歩し、森の動物たちのこわい、けどなんかうれしい日々が戻ってきたのでした。
「なんだろう?ボクはいったい、何を落としたんだ?」
落としたものが分からないのも、また悩みでした。
いつも森の中を闊歩しているくまが家から出てこないので、森の動物たちは安心するやら、心配するやら。
その時でした。森の入り口の方から、歌声が聞こえてきたのです。くまさんは家を飛び出します。そう。くまさんが落としたもの、それは恋心。くまさんは女の子に恋に落ちたのです。
自分の落とし物を見つけ、すっかり元気を取り戻したくまさん。また森の中を闊歩し、森の動物たちのこわい、けどなんかうれしい日々が戻ってきたのでした。
公開:23/07/27 05:35
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