ブーツを盗まれた!
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サンタの国で、事件が起こった。それは、とあるサンタがプレゼント調達に出掛けようと家の玄関に立った時に起こった。
「ない!わしのブーツがない!」
そのサンタが履く赤いブーツがなくなっていた。たしかに数時間前に靴箱から出しておいたはずなのに。
「なぜじゃ!なぜないのじゃ!」
その時、緑色の服のサンタが、声を掛けた。
「あんたのブーツは、ここにはないよ。子供たちが盗んでいきおった」
「何?子供たちが?バカを言うな!純粋な子供がそんな……!」
赤色サンタはショックを隠せなかった。と、それを見ていた青色サンタが、何かを差し出してきた。それは手紙だった。暖炉のそばにあったという。手紙にはこう書かれていた。
「サンタさんへ
寂しいけれど、今年の冬は来ないでください。おうちでゆっくり、暖まっていてください。お身体大切に」
子供のやさしさに、赤色サンタはそっと玄関を離れたのだった。
「ない!わしのブーツがない!」
そのサンタが履く赤いブーツがなくなっていた。たしかに数時間前に靴箱から出しておいたはずなのに。
「なぜじゃ!なぜないのじゃ!」
その時、緑色の服のサンタが、声を掛けた。
「あんたのブーツは、ここにはないよ。子供たちが盗んでいきおった」
「何?子供たちが?バカを言うな!純粋な子供がそんな……!」
赤色サンタはショックを隠せなかった。と、それを見ていた青色サンタが、何かを差し出してきた。それは手紙だった。暖炉のそばにあったという。手紙にはこう書かれていた。
「サンタさんへ
寂しいけれど、今年の冬は来ないでください。おうちでゆっくり、暖まっていてください。お身体大切に」
子供のやさしさに、赤色サンタはそっと玄関を離れたのだった。
公開:23/12/22 18:55
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