人魚姫
2
1
海で溺れていた王子を助けた私は彼と結ばれるため声と引き換えに人間にしてもらった。
しかし大きな壁に直面した。
重力だ。
浮力がない陸では体が持ち上がらないのだ。海に戻ることも出来ないので仕方なく浅瀬で待つしかなかった。
彼も私を探して夜な夜な浜辺に来るが声もかけられない。彼に気づいて貰えないストレスと慣れない環境でやせ細り、髪の毛も抜けていった。
耐えきれなくなった私は彼が海辺に近づいたところで身を乗り出し彼の足にしがみついた。
彼は驚いた表情をした後キラキラした目でこう叫んだ。
「Its head is as smooth as a plate, and drags to the bottom of the water... This is truly Kappa from the East!」
言語が違うので何を言っているのか分からなかったが、きっと再開を喜んでいるのだろう。
しかし大きな壁に直面した。
重力だ。
浮力がない陸では体が持ち上がらないのだ。海に戻ることも出来ないので仕方なく浅瀬で待つしかなかった。
彼も私を探して夜な夜な浜辺に来るが声もかけられない。彼に気づいて貰えないストレスと慣れない環境でやせ細り、髪の毛も抜けていった。
耐えきれなくなった私は彼が海辺に近づいたところで身を乗り出し彼の足にしがみついた。
彼は驚いた表情をした後キラキラした目でこう叫んだ。
「Its head is as smooth as a plate, and drags to the bottom of the water... This is truly Kappa from the East!」
言語が違うので何を言っているのか分からなかったが、きっと再開を喜んでいるのだろう。
ファンタジー
公開:22/08/28 01:52
コメントはあまりしませんが皆様の作品をいつも楽しく拝見しております!
叙述トリックものが大好物
ログインするとコメントを投稿できます