甘味処
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家の近くに、縁起の良い甘味処ができたらしい。なんでもそこのかき氷を食べると、勝負事全てに勝つと言うのだ。高校球児の俺は食い付き、すぐさま店に向かった。
「すみません、かき氷一つください!シロップはメロンで!」
注文すると、店のおばちゃんは制服姿の俺を見て、ひとつうなずいた。
「どっちがいいね?」
「は?どっちがいい?」
ってなんだ?
「いや、だから、かき氷を……ああ!」
そういうこと?もしかして、そういうことか!?
納得した俺の顔を見たおばちゃんは頷くと、店の奥に声をかけた。
「勝ち氷ひとつ!シロップはメロンで!」
「あいよ!」
威勢のいい声が、俺の勝利を決定付けてくれるようだった。
「すみません、かき氷一つください!シロップはメロンで!」
注文すると、店のおばちゃんは制服姿の俺を見て、ひとつうなずいた。
「どっちがいいね?」
「は?どっちがいい?」
ってなんだ?
「いや、だから、かき氷を……ああ!」
そういうこと?もしかして、そういうことか!?
納得した俺の顔を見たおばちゃんは頷くと、店の奥に声をかけた。
「勝ち氷ひとつ!シロップはメロンで!」
「あいよ!」
威勢のいい声が、俺の勝利を決定付けてくれるようだった。
公開:22/08/10 16:52
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