口裂け女が殺された【最終章】

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紙を見つめている間、ただ沈黙が流れた。

「…事情は分かりました。逮捕状を作成しますので1度家に帰って結構ですよ。明日またそちらに伺います」

彼女はただ無言でお辞儀をし、病人のような足取りでその場を後にした。

次の日、逮捕状を手に再び彼女の家に来た。インターホンを鳴らすが反応がない。まさかと思いドアノブに手をかけると鍵が開いていた。

…予想通りだった。
玄関には紙が置いてあった。

“私が殺されればよかったのに。ごめんなさい”

「自分を責めすぎたんですね…」
「佐原と美月に殺されたんだな…」

しばらくただ伸びきった首を見つめていた。


【おまけという名の雑談】
ミステリーものを書いてみたかったのですがこんなに長くなってしまいました…。
しかも長くなったせいで話が上手くまとまらず…やっぱり私にはショートショート1話分の文量が合いそうです…笑
これは戒めにします笑
ミステリー・推理
公開:22/10/13 18:01

Thelema

コメントはあまりしませんが皆様の作品をいつも楽しく拝見しております!
叙述トリックものが大好物

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