口裂け女が殺された【9章】
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聞き込みをし、上野葉月の家にやってきた。インターホンを鳴らすと、しばらくしてマスクをつけた女性が現れた。
「…また死体だったらどうしようかと思いました」
「変なことを言うな」
「突然すみません、警察です。少しお話が…」
言い終わらないうちに彼女は無言のまま両腕を前に出してきた。
「あの…?」
「…」
彼女は無言のまま手を出し続ける。
「…とりあえず、ご同行願いますか」
署についても彼女は無言のままだった。
「…佐原さんについてお聞きしたいのですが」
そういうと彼女は無言のまま手で書く仕草をした。
紙とペンを渡すと何かを書き始めた。
「すみません、耳の聞こえない方でしたか?」
なるべくゆっくり話すと、彼女は首を横に振ってマスクを取って見せた。
…口が裂けていた。
「…また死体だったらどうしようかと思いました」
「変なことを言うな」
「突然すみません、警察です。少しお話が…」
言い終わらないうちに彼女は無言のまま両腕を前に出してきた。
「あの…?」
「…」
彼女は無言のまま手を出し続ける。
「…とりあえず、ご同行願いますか」
署についても彼女は無言のままだった。
「…佐原さんについてお聞きしたいのですが」
そういうと彼女は無言のまま手で書く仕草をした。
紙とペンを渡すと何かを書き始めた。
「すみません、耳の聞こえない方でしたか?」
なるべくゆっくり話すと、彼女は首を横に振ってマスクを取って見せた。
…口が裂けていた。
ミステリー・推理
公開:22/10/12 00:26
コメントはあまりしませんが皆様の作品をいつも楽しく拝見しております!
叙述トリックものが大好物
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