嫌われ者の やさしい王様

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ある日のことでございます。王様は家来に、長い休みをあたえることにいたしました。なんとおやさしい王様、と家来は喜び、その足で家族の元へと帰りました。それが、ただ王様がなまけたいからだということもしらずに。
だれも見ている人もなく、なまけになまけた王様の国は、やがて敵に襲われてしまいました。敵に襲われた国で人びとは逃げまどい、助ける力のない王様を嫌いになっていきました。人々に嫌われ、家来も戻って来なくなった王様は、ついには王様でなくなったということです。
公開:22/03/04 10:00

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