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殺伐としてるな……。通りを見ながら、私は思った。彼らと私との違い。それは、視線の先に写るもの。私は声をあげる。 
「やめなさい!死んだら、楽になれると思ってるのっ!?そんなの大きなまち……!」 
最後まで言えなかった。飛び降りた彼は、私の首元目掛けて、飛んできた。至近距離。目が合った私たち。口を開く彼の、いや、私の耳が聞いた、最後の言葉。最期の言葉。 
「みぃつけた」
街の人の視線が、初めてこちらを向いたーー。哀れそうな視線が。
ミステリー・推理
公開:21/09/08 12:30

さがやま なつき

今までは文章や物語全般の訓練。ここから童話作家への道、始動です!

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