ピアス、もしくは生け贄

4
3

「下山、ちょっと来い」 
 先生に呼ばれ、行ってみると、耳のことで指摘された。 
「どう見てもそれ、ピアス跡だよな。たとえ跡でも、先生は悲しいぞ。優等生のお前がそんな……」    
泣かないでください先生。泣きたいのは、こっちの方なんですから。何が悲しくて人生18年分食べてきた焼き鳥の復讐に合わなければいけないんですか。こっちはただ遊んであげたいだけなのに、鳥かごの戸を開けたら、すぐ私の耳に来るんです。そして毎日ちょっとずつ私の耳を食べていくんですよ!
その他
公開:21/08/07 02:54

さがやま なつき

今までは文章や物語全般の訓練。ここから童話作家への道、始動です!

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容