ハーメルン

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帰り道、泣いている女の子に出くわした。警察に、と思ってその子の手を取って歩く。 
少し行ったとき、全身を黒い服に包んだ女の子に出くわした。「お遊戯会?」おもしろ半分に声をかけると、違うよ、と怒られた。彼女もまた、ついてきた。 
夕日がきれいだった。女の子二人と共に、海岸沿いを歩いた。珊瑚を見つけ、嬉しくなってポケットに忍ばせてしまったところで、「気をつけて!」と女の子二人に言われた。 
そのあとも、道々、いろんな人に出くわして、みんな私についてきた。 
「あの、すみません……」 
やっと交番について、中に声をかけると、警官は叫びながら逃げた。 
「なに?職務放棄?責任感のない人」 
ムッとすると、それはあんたの方だよ、と言われた。振り替えると、いつのまにやら竜がいて、その舌に万年筆を乗せていた。私は思い出した。 
「そうか。君たちは……」 
君たちを迷子にしたのはーー。
その他
公開:21/08/06 05:50

さがやま なつき

今までは文章や物語全般の訓練。ここから童話作家への道、始動です!

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