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「見て見て!私の肌、きれいになったと思わない?」 
私は、親友のナツに自分の顔を近づける。ナツはくすぐったそうに笑いながら、 
「なあにー?自慢?」 
と。 
「ねえ、想い想われフリフラれ、って言うじゃない?」 
「……っ!」 
 腕をあげ、彼女の頬を撫でる。 
「想われニキビが消えちゃってさ。先週まで大きなのがあったのに。突然消えるなんて、ねえ?」 
彼女はなにも言わない。言えない。私は手をゆっくりと動かす。指を三本だけたたんで、銃の形を作る。 
「あんた、ゆうべ、どこいた?」  彼とも連絡、取れなくてさ。   
指を、彼女の耳に当てる。そして小さく、ささやいた。
「カチリ」 
ーーズドンッ! 
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公開:21/08/03 18:34

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