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昼時、オフィスビルの外にはたくさんの弁当屋がやってくる。
ランチを物色していたら、メニューの中にこんな文字を見つけた。
「代打/五百円より」
尋ねてみると、何でも代わりにやってくれるという。
それならと、試しに午後の打ち合わせの代打を依頼してみた。喫茶店で時間を潰し、夕方にオフィスに戻る。同僚に聞いてみると、話がまとまって良かったよ、と言われた。
翌日から代打をフル活用することにした。
苦手なプレゼンや営業回りは全て代打。
そんなある日、会議室に呼び出された。聞けば要するに肩たたきだ。
これだけ仕事をしているのに何故、と聞くと、今日から有能な人員が来るのだという。
部長に促され、会議室にその人が入ってきて──私は絶句した。
代打屋だったからだ!
私を見て、代打屋は言った。
「今日からあなたが代打屋です。がんばってくださいね」
ランチを物色していたら、メニューの中にこんな文字を見つけた。
「代打/五百円より」
尋ねてみると、何でも代わりにやってくれるという。
それならと、試しに午後の打ち合わせの代打を依頼してみた。喫茶店で時間を潰し、夕方にオフィスに戻る。同僚に聞いてみると、話がまとまって良かったよ、と言われた。
翌日から代打をフル活用することにした。
苦手なプレゼンや営業回りは全て代打。
そんなある日、会議室に呼び出された。聞けば要するに肩たたきだ。
これだけ仕事をしているのに何故、と聞くと、今日から有能な人員が来るのだという。
部長に促され、会議室にその人が入ってきて──私は絶句した。
代打屋だったからだ!
私を見て、代打屋は言った。
「今日からあなたが代打屋です。がんばってくださいね」
ファンタジー
公開:21/10/13 08:53
南の島で、ゲームを作ったりお話しを書くのを仕事にしています。
のんびりゆっくり。
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