変えられない自分

悲しくて、悔しくて、辛くて、今日も涙を流す。　
いったいどれだけの時間、私は眠っていたのだろうか。目を開ければ、そこに天使。　
白衣の、天使。　　
私がいるのは、手術台の上。処刑台という名の、私に再生を強要する場所。　
「もう、終わるからね」　
白衣の天使は言う。私は微笑みで答える。目を閉じれば、地元の学校が映る。先生の声。友達と呼ばず、クラスメイトと呼ぶ人たちの声。私が不在になると知ってて、お楽しみ会を続行しようという先生。私が不在になると知ってて、実は目先の楽しみしか見ていないクラスメイト。　
悲しくて、悔しくて、辛い。無限ループは、終わらない。　
　私の孤独は、終わらない。