シェアハウス
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トントントントン。
迫り来る足音。奴の手にはナイフ。俺は叫ぶ。来るな、来るな、来るな!
「隼人!大丈夫か?隼人!」
はっ、と目を覚ます。
「なんだ、夢か」
安心したのもつかの間、俺は今しがた夢で見た顔と、そいつが持つものを見て、震えた。
「か、快人?それは?」
ん?と、ルームメイトの快人は首をかしげ直後、「ああ、悪い悪い」と右手の包丁を隠す。
「朝食当番、今日俺だから。なあ、早く起きろよ。メンバーで朝飯食ってないの、おまえだけだぞ?あ、飲み物は何にする?リクエスト聞けなかったから、こっちの都合で今朝は和食なんだが、コーヒーは合わんだろう?ああ、それから今日は食後にーーって、隼人?」
やっと黙ってくれたルームメイトに、俺は言葉を投げた。
「来るな!来ないでくれ!」
迫り来る足音。奴の手にはナイフ。俺は叫ぶ。来るな、来るな、来るな!
「隼人!大丈夫か?隼人!」
はっ、と目を覚ます。
「なんだ、夢か」
安心したのもつかの間、俺は今しがた夢で見た顔と、そいつが持つものを見て、震えた。
「か、快人?それは?」
ん?と、ルームメイトの快人は首をかしげ直後、「ああ、悪い悪い」と右手の包丁を隠す。
「朝食当番、今日俺だから。なあ、早く起きろよ。メンバーで朝飯食ってないの、おまえだけだぞ?あ、飲み物は何にする?リクエスト聞けなかったから、こっちの都合で今朝は和食なんだが、コーヒーは合わんだろう?ああ、それから今日は食後にーーって、隼人?」
やっと黙ってくれたルームメイトに、俺は言葉を投げた。
「来るな!来ないでくれ!」
その他
公開:21/07/16 13:22
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