かまいがち

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「いってえ!」 
 突然、ふくらはぎに痛みを感じた俺は、医者ではなく、猟師であるじいちゃんと彼の猟犬を呼んだ。 

「ほらほら!しっかり腰をいれて!ちゃんと仕事せんか!なあ、小太郎?」 
 じいちゃんに言われて、小太郎が「ワンワン!」と吠える。視線の先には畑。そこには鎌を振りかざし、泣きながら稲を刈っているいたちたち。俺は眩しく、その光景を見る。 
「いやあ、今年の稲刈りは楽だなあ!おーい、いたちらよ!来年もまた、おいのふくらはぎに鎌をお見舞いしてくれなあ!そんときゃあ、またばつを与えっでえ!
ファンタジー
公開:21/07/18 13:43

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