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国でも指折りの名家の出である政治家が、死んだ。
有名高校、有名大学へと進んだ彼は、
政治家である父の地盤を継ぎ、将来を有望視された。
順調に政治の道を志し、頂点にたどり着いたと思いきや、
突如掌を返して思うまま、やりたい放題を重ねた。
最後は国を貶め、クーデターを引き起こし、
公衆の面前で無残に処刑された。
さて、あの世にいく裁判で、判事は問うた。
裁「お前はこの人生で何を学んだ?」
男「人の愚かさを学びました。」
裁「よろしい。では、次はどうする?」
男「さらに人の愚かさについて学びたいと思います。」
裁「いいだろう。
だがお前は、これまで何度も人の愚かさについて学んで来た。
これ以上、何を学ぶというのだ?」
男「いいえ、まだまだ学び足りないのです。
そこで私には、一計がございます。」
裁「いいだろう。では次に行きなさい。」
そうしてこの男は、仏になる道を選んだ。
有名高校、有名大学へと進んだ彼は、
政治家である父の地盤を継ぎ、将来を有望視された。
順調に政治の道を志し、頂点にたどり着いたと思いきや、
突如掌を返して思うまま、やりたい放題を重ねた。
最後は国を貶め、クーデターを引き起こし、
公衆の面前で無残に処刑された。
さて、あの世にいく裁判で、判事は問うた。
裁「お前はこの人生で何を学んだ?」
男「人の愚かさを学びました。」
裁「よろしい。では、次はどうする?」
男「さらに人の愚かさについて学びたいと思います。」
裁「いいだろう。
だがお前は、これまで何度も人の愚かさについて学んで来た。
これ以上、何を学ぶというのだ?」
男「いいえ、まだまだ学び足りないのです。
そこで私には、一計がございます。」
裁「いいだろう。では次に行きなさい。」
そうしてこの男は、仏になる道を選んだ。
その他
公開:21/06/15 18:23
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)
さぁさ! もの語りをはじめよう
400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と
明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン
垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る
さぁさ! もの語りが始まるよ!
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