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「緑川さん、今日残業お願いできないかな?」
「無理です。ゆカリーライスの日なんで」
「あ、ゆカリーか! うん、悪かったな」
緑川さんが「ゆカリーライス」と言っただけで上司が直ちに引き下がったことに僕は驚いた。僕と緑川さんは密かに社内恋愛をしている。
「何ボケっとしてるの? あなたもこれから一緒に家にきて」
「え? なんで?」
「ゆカリーライスの日だからに決まってるじゃない」
何だかよくわからないまま彼女の家へとついていく。ご両親に挨拶した。お互い初めての顔合わせで緊張して会話が弾まない。
「ゆカリーライスができたよ!」
エプロン姿の緑川さんが微笑む。食卓には家族皆とそして僕の分のカレーライスが用意されていた。よく見るとルーがグリーンだった。
「これが、ゆカリーライス?」
緑川さんが頷く。
皆で食べると美味しくて会話が弾む。
ゆカリーライスのおかげでどうやら僕も緑川家の一員になれたみたいだ。
「無理です。ゆカリーライスの日なんで」
「あ、ゆカリーか! うん、悪かったな」
緑川さんが「ゆカリーライス」と言っただけで上司が直ちに引き下がったことに僕は驚いた。僕と緑川さんは密かに社内恋愛をしている。
「何ボケっとしてるの? あなたもこれから一緒に家にきて」
「え? なんで?」
「ゆカリーライスの日だからに決まってるじゃない」
何だかよくわからないまま彼女の家へとついていく。ご両親に挨拶した。お互い初めての顔合わせで緊張して会話が弾まない。
「ゆカリーライスができたよ!」
エプロン姿の緑川さんが微笑む。食卓には家族皆とそして僕の分のカレーライスが用意されていた。よく見るとルーがグリーンだった。
「これが、ゆカリーライス?」
緑川さんが頷く。
皆で食べると美味しくて会話が弾む。
ゆカリーライスのおかげでどうやら僕も緑川家の一員になれたみたいだ。
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公開:20/11/24 17:00
更新:20/11/25 08:46
更新:20/11/25 08:46
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コンテスト
空想と妄想が趣味です。
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