危険なショートショートガーデン

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「ショートショートガーデンってサイトあるよね。前に話したやつ」
「ああ、あそこ、おもしろいよね。たまに見たり投稿したりしてるよ」
「気をつけたほうがいいよ」
「何かあったの? 情報流出とか?」
「全然そういうことじゃないんだけどね、ちょっと、困ったこと」
「どんな?」
「この前サイトに入ったら、「人生に退屈していますか? はい いいえ」っていうボタンが出てきてね」
「なにそれ」
「はい、って押したんだけど」
「押したんだ」

 そのとき、カフェの店員がコーヒーを運んできた。その店員の顔はネコそのものだった。
「あっ、あれ、知ってる。昨日ショートショートガーデンで読んだ話に出てきた……」
「ショートショートガーデンに投稿されてる小説の出来事が、一日一回起こるようになっちゃったの。今日はまだ平和なやつでよかった」

※この物語はフィクションです。実際のショートショートガーデンとは異なります。
ファンタジー
公開:20/09/27 11:43

ちる

小説を書くのが好きなので、登録してみました。
よろしくお願いいたします。

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