パパ活

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若い子を餌付けしてみたい。そう思って、パパ活サイトに登録してみた。

するとどうだろう、自意識過剰なブサイクばかりではないか。これなら野良猫に餌付けする方がマシだ。

しかし、何人かはマシな子がいるようだ。そのうちのA子と2日後に会うことになった。

「〇〇駅前の信号近くにいます。」
「全身黒色です。」

どうやらあの子だ、声をかけよう。きっと向こうは気づかないだろうから。

「君がA子ちゃんかな?」
「はい、そうです。けど、あなたは…?」

「私が駒込太郎です。」
「ええ?!」

紹介が遅れたが、私は女だ。バリバリのキャリアウーマンを貫いた結果、結婚出産をしないまま齢48歳になった。

これはこれで良かったと思うが、最近謎の倦怠感に苛まされおり、それがヤングパワー不足のためなのではないかと推定した私はこうしてパパ活を始めたのだ。
青春
公開:20/04/29 19:55

駒込太郎

こんなご時世ですし、来週死ぬかもしれないとふと思ったんです。その前に何かを残さなきゃいけないという使命感に駆られてネットサーフィンをしていたら、このサイトに行き着きました。いくつか作品を投稿しているうちに気づきました。僕はずっと小説を書いてみたかったんです。どうぞよろしくお願いします。

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