『お守り』

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この商売をやっているとつくづく人間ってのは欲の塊だと思うね。ただの紙切れに数十万数百万出す奴がいるんだから。
どんなに高い金を出してでもチケットを手に入れたい奴らが山ほどいる。
この需要がなくならない限り、どんなに法整備をしたところで俺たち転売屋はなくならない。
そうそう、たまに俺たちがどんな大人気コンサートのプレミアチケットだろうと楽々入手しているのを不思議がる奴がいる。
その秘密はこのお守りだ。そう、ただの風邪薬さ。
最近は頭、鼻、喉と特化したものが多いが、特に喉系の風邪薬は持っているとチケット取りによく効く。
なにせ、席を押さえて(咳を抑えて)くれるんでね。
その他
公開:20/02/15 18:42
月の文学館 おまもり

ひょろ( twitterが主。あとは「月の音色」の月の文学館コーナー )

短いものしか書けない系ものかき趣味人
江坂遊先生の「短い夜の出来事」(講談社文庫)に入っているハイパーショートショートに触発されて、短い小説を書いている。
原稿用紙5枚→3枚→半分(200字)→140字(twitter小説)と着々と縮み中w。
月の音色リスナー

目にも止まらぬ遅筆を見よ!

twitterアカウント:hyoro4779

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