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幼馴染のカオリはイケメン女子。スポーツ万能で成績優秀。ボーイッシュなショートヘアがよく似合い、男子より女子にモテているほどだ。一方の僕は人見知りの優柔不断。お互い体を入れ替えたらいいのではとつくづく思う。
そして今年もやってきた2月14日。モテない男子がそのモテなさを再確認する日だ。
カオリには男女問わず愛の告白であるチョコが次々と献上される。彼女はクールな表情でチョコを受け取る。そして僕の視線に気づくと、ブレザーのポケットから1つを取り出して僕の鼻先に差し出す。
「やるよ。何か欲しそうにしてるから」
僕にだってプライドはある。でもカオリが怖いから黙って受け取る。
「開けてみ」
言われるまま包みを開くとハート型のチョコにホワイトチョコで「おまもる」の文字。
「おまもる?」
「これからも、おまえを守るってことだよ!」
カオリは顔を真っ赤にして僕に壁ドンした。
その真っ直ぐな瞳は美しかった。
そして今年もやってきた2月14日。モテない男子がそのモテなさを再確認する日だ。
カオリには男女問わず愛の告白であるチョコが次々と献上される。彼女はクールな表情でチョコを受け取る。そして僕の視線に気づくと、ブレザーのポケットから1つを取り出して僕の鼻先に差し出す。
「やるよ。何か欲しそうにしてるから」
僕にだってプライドはある。でもカオリが怖いから黙って受け取る。
「開けてみ」
言われるまま包みを開くとハート型のチョコにホワイトチョコで「おまもる」の文字。
「おまもる?」
「これからも、おまえを守るってことだよ!」
カオリは顔を真っ赤にして僕に壁ドンした。
その真っ直ぐな瞳は美しかった。
青春
公開:20/02/14 07:00
更新:20/02/13 18:52
更新:20/02/13 18:52
おまもり
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空想と妄想が趣味です。
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