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助手は研究室で博士を待つ間、前回作成した名詞と形容詞のカードをそれぞれトランプのようにシャッフルしていた。
博士がやって来ると満足げに頷く。
「実に感心だ。私が説明せずともカードの使い方がわかっておるらしい」
「え? 暇だったんでシャッフルしてただけですけど」
博士は溜息をつくと言う。
「とにかく今切ったカードから一枚ずつ取って並べなさい」
言われた通り助手がカードを並べる。2枚のカードには〈危ない〉と〈電卓〉という言葉が書かれていた。
「〈危ない電卓〉か。面白そうな題名ができた。どうだ、想像が膨らまんか?」
「確かに…これが作品の題名なら、ちょっと読んでみたいかも」
「これはショートショート作家の田丸雅智先生の創作法を応用したものだ」
「ああ、パクリですね」
「オマージュだ!」
「よーし、では〈危ない電卓〉を想像して作品を書いてみます!」
「楽しみにしているぞ」
博士は部屋を後にした。
博士がやって来ると満足げに頷く。
「実に感心だ。私が説明せずともカードの使い方がわかっておるらしい」
「え? 暇だったんでシャッフルしてただけですけど」
博士は溜息をつくと言う。
「とにかく今切ったカードから一枚ずつ取って並べなさい」
言われた通り助手がカードを並べる。2枚のカードには〈危ない〉と〈電卓〉という言葉が書かれていた。
「〈危ない電卓〉か。面白そうな題名ができた。どうだ、想像が膨らまんか?」
「確かに…これが作品の題名なら、ちょっと読んでみたいかも」
「これはショートショート作家の田丸雅智先生の創作法を応用したものだ」
「ああ、パクリですね」
「オマージュだ!」
「よーし、では〈危ない電卓〉を想像して作品を書いてみます!」
「楽しみにしているぞ」
博士は部屋を後にした。
その他
公開:20/02/04 06:00
更新:20/02/01 19:03
更新:20/02/01 19:03
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