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とある朝。
ベッドから出ようと足を降ろすと”しゃりん!”となった。
びっくりしてあたりを見回すが何もない。
寝ぼけたのかもと部屋から出て階段を降りると、また”しゃりん!”となった。
階段の下、目の前の床にでかでかと『?』の文字が。
怪しすぎるので踏まないように通り過ぎる。
洗面所で顔を洗おうと鏡を見たら、パジャマではなく深紅のシャツにオーバーオールを着ている。
いつの間にやら帽子まで!
これは幻覚なのか…?
ふらつく頭を押さえながらリビングへ向かうと、今度は緑と赤のドでかいリクガメ。
1匹は羽まで生えている。
なんとか避けてキッチンの扉を開けると、
キノコ帽子のアイツが叫んだ。
「サーキットへようこそ!」
瞬間、”しゃりーん!”とひときわ大きく響いて、下半身は車輪よろしくカートへと早変わり。
し、尻が張り付いて動けない!
終わりなきレースのフラッグは今、振り下ろされた…
ベッドから出ようと足を降ろすと”しゃりん!”となった。
びっくりしてあたりを見回すが何もない。
寝ぼけたのかもと部屋から出て階段を降りると、また”しゃりん!”となった。
階段の下、目の前の床にでかでかと『?』の文字が。
怪しすぎるので踏まないように通り過ぎる。
洗面所で顔を洗おうと鏡を見たら、パジャマではなく深紅のシャツにオーバーオールを着ている。
いつの間にやら帽子まで!
これは幻覚なのか…?
ふらつく頭を押さえながらリビングへ向かうと、今度は緑と赤のドでかいリクガメ。
1匹は羽まで生えている。
なんとか避けてキッチンの扉を開けると、
キノコ帽子のアイツが叫んだ。
「サーキットへようこそ!」
瞬間、”しゃりーん!”とひときわ大きく響いて、下半身は車輪よろしくカートへと早変わり。
し、尻が張り付いて動けない!
終わりなきレースのフラッグは今、振り下ろされた…
ホラー
公開:20/04/06 17:47
更新:20/04/07 02:13
更新:20/04/07 02:13
#マリ○ーやりたい
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)
さぁさ! もの語りをはじめよう
400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と
明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン
垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る
さぁさ! もの語りが始まるよ!
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