ポテチ犬
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テレビを見ながらポテトチップを食べていた。袋の中に手を入れると何かに指先を舐められた。私は思わずポテチの袋を床に落としてしまった。すると、袋の中から四足の生えた一枚のポテトチップが尻尾を振りながら出てきて私に向かって「バウ!」と鳴いた。ポテトチップのような犬なのか、犬のようなポテトチップなのか分からなかったけれど、私はそれを「ポチ」ならぬ「ポテチ」と名付け、袋を犬小屋代わりにして飼ってみることにした。餌は市販のドッグフードをあげるとよく食べた。
ある日、学校から帰ってくるとポテチが袋ごといなくなっていた。嫌な予感がして、兄の部屋のドアをノックすると犬のような鳴き声が響く。ドアを開くと、兄が四つん這いになって吠えていた。その足元には犬小屋代わりだった袋とポテトチップのカスが散らばっていた。どうやら兄は私のポテチを盗み食いし、ポテチ犬になってしまったらしい。
ある日、学校から帰ってくるとポテチが袋ごといなくなっていた。嫌な予感がして、兄の部屋のドアをノックすると犬のような鳴き声が響く。ドアを開くと、兄が四つん這いになって吠えていた。その足元には犬小屋代わりだった袋とポテトチップのカスが散らばっていた。どうやら兄は私のポテチを盗み食いし、ポテチ犬になってしまったらしい。
ファンタジー
公開:19/10/15 21:41
更新:19/10/17 12:42
更新:19/10/17 12:42
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空想と妄想が趣味です。
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