『戦国ヤクザ』
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「おい、聞いたか、あの新入りの話」
「あいつか、全身紋々入りの」
「ああ。なんでもあいつ500年後の未来から来たって話だぜ。
それを御館様が面白がって足軽に入れたらしい」
「肝っ玉が座ってるところも気に入られてって聞いたぜ。
あいつ、鉄砲が怖くないらしい。なんでも"クミのカチコミ"の時に銃弾の嵐の中を駆け回ったそうだ。
500年後の鉄砲は連発が利くから今の鉄砲なんぞ屁でもないってさ」
「おいおい、ほんとかよ。信じらんねぇぜ」
「ほんとかどうか試してみようか」
「どうするんだ?」
「次の戦の時、あいつに一番槍を預けるのさ」
「一番槍?俺は嫌だね」
「なんでだ?」
「だって紋々入りだろ。先頭(銭湯)には入らせねぇ」
「あいつか、全身紋々入りの」
「ああ。なんでもあいつ500年後の未来から来たって話だぜ。
それを御館様が面白がって足軽に入れたらしい」
「肝っ玉が座ってるところも気に入られてって聞いたぜ。
あいつ、鉄砲が怖くないらしい。なんでも"クミのカチコミ"の時に銃弾の嵐の中を駆け回ったそうだ。
500年後の鉄砲は連発が利くから今の鉄砲なんぞ屁でもないってさ」
「おいおい、ほんとかよ。信じらんねぇぜ」
「ほんとかどうか試してみようか」
「どうするんだ?」
「次の戦の時、あいつに一番槍を預けるのさ」
「一番槍?俺は嫌だね」
「なんでだ?」
「だって紋々入りだろ。先頭(銭湯)には入らせねぇ」
その他
公開:19/05/26 17:08
スクー
全身刺青タイムスリップ
短いものしか書けない系ものかき趣味人
江坂遊先生の「短い夜の出来事」(講談社文庫)に入っているハイパーショートショートに触発されて、短い小説を書いている。
原稿用紙5枚→3枚→半分(200字)→140字(twitter小説)と着々と縮み中w。
月の音色リスナー
目にも止まらぬ遅筆を見よ!
twitterアカウント:hyoro4779
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