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特段、かわり映えもしない話
目を閉じると、暗い夜の海が見える
見渡す限りの断崖絶壁に囲まれて
足元の砂は白くほのかに光を放ち
穏やかな波の響きに心を寄せて
静やかに波は打ち寄せ響き消え
真黒な海はいつまで続き
星の少ない夜空に交わり
この砂浜に閉じ込められて
砕ける波間に視線を向ける
やがて僕は見出すだろう
波打ち際の言の葉たちを
拾い集めた言の葉たちは
腕(かいな)の先から儚く消え落ち
僕はつたない文章を綴る
拾い損ねた言の葉たちは
やがて母なる海に抱かれ
再び浜辺を知る事もない
僕はいつまでも果てる事なく
この断崖に僕を囚わせたまま
つたなく言の葉を紡ぎ続ける
特段特別でもないこの場所を
ただ、愛しているだけなのだ
目を閉じると、暗い夜の海が見える
見渡す限りの断崖絶壁に囲まれて
足元の砂は白くほのかに光を放ち
穏やかな波の響きに心を寄せて
静やかに波は打ち寄せ響き消え
真黒な海はいつまで続き
星の少ない夜空に交わり
この砂浜に閉じ込められて
砕ける波間に視線を向ける
やがて僕は見出すだろう
波打ち際の言の葉たちを
拾い集めた言の葉たちは
腕(かいな)の先から儚く消え落ち
僕はつたない文章を綴る
拾い損ねた言の葉たちは
やがて母なる海に抱かれ
再び浜辺を知る事もない
僕はいつまでも果てる事なく
この断崖に僕を囚わせたまま
つたなく言の葉を紡ぎ続ける
特段特別でもないこの場所を
ただ、愛しているだけなのだ
その他
公開:19/07/04 00:23
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)
さぁさ! もの語りをはじめよう
400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と
明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン
垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る
さぁさ! もの語りが始まるよ!
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