『帰り道の忘れ物』

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夕暮れ時の公園で、小さいけれどのっぽの影たちが遊んでいるのを目にしたことはありませんか?
それは子供たちの忘れ物なんです。
夕方になって早く家に帰らなきゃって思いと、まだ遊んでいたいよぅという気持ちが子供たちの身体と影を切り放したんです。
影は影の公園でおもいっきり遊びます。
影の滑り台をスー。影の鉄棒でクルクルクル。影のシーソーぎっこんばったん。
だからね、お母さん。家に帰ってきたら子供に影がないなんて時も心配ご無用。
存分に遊んで疲れたら、影は帰ってきます。
明日の朝にはちゃんと元通りになっているはずですよ。
ファンタジー
公開:19/04/23 15:22

ひょろ( twitterが主。あとは「月の音色」の月の文学館コーナー )

短いものしか書けない系ものかき趣味人
江坂遊先生の「短い夜の出来事」(講談社文庫)に入っているハイパーショートショートに触発されて、短い小説を書いている。
原稿用紙5枚→3枚→半分(200字)→140字(twitter小説)と着々と縮み中w。
月の音色リスナー

目にも止まらぬ遅筆を見よ!

twitterアカウント:hyoro4779

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