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僕はついに捕まえた!
あの伝説の「一期鯵」を!
真っ赤なボディに緑色のエラ。
食べると本当にイチゴ味がするらしい。
さらに食べることで、
逢いたい人に会えるらしい。
では、いただきまーす!
「おい、ちょっと待てよ」
突然、一期鯵が喋り出した。
「確かに俺を食べると、会いたい奴に会える。
だがな、一回こっきり。後は一生会えねぇ。
それでもいいのか?」
僕は、ハタと考えた。
大好きな女優のMに、逢って想いを伝えたい。
だけど一回こっきりじゃ意味がない。
「ま、そういうわけだ。
それよりお前なら、
Mに逢える可能性がある。
俺は未来がちょいと観れるんだ。
生かしておいて、損はないぜ?」
あれから5年。
努力して努力して、僕は今、Mの隣にいる。
部屋の水槽には一期鯵。
一期鯵はあれ以来、一言も喋らない。
ただ時々、こちらを観て
ニヤリと笑ってる気がするんだ。
あの伝説の「一期鯵」を!
真っ赤なボディに緑色のエラ。
食べると本当にイチゴ味がするらしい。
さらに食べることで、
逢いたい人に会えるらしい。
では、いただきまーす!
「おい、ちょっと待てよ」
突然、一期鯵が喋り出した。
「確かに俺を食べると、会いたい奴に会える。
だがな、一回こっきり。後は一生会えねぇ。
それでもいいのか?」
僕は、ハタと考えた。
大好きな女優のMに、逢って想いを伝えたい。
だけど一回こっきりじゃ意味がない。
「ま、そういうわけだ。
それよりお前なら、
Mに逢える可能性がある。
俺は未来がちょいと観れるんだ。
生かしておいて、損はないぜ?」
あれから5年。
努力して努力して、僕は今、Mの隣にいる。
部屋の水槽には一期鯵。
一期鯵はあれ以来、一言も喋らない。
ただ時々、こちらを観て
ニヤリと笑ってる気がするんだ。
ファンタジー
公開:19/04/18 10:39
更新:19/04/20 08:11
更新:19/04/20 08:11
目を留めていただいて、ありがとうございます(^^)
さぁさ! もの語りをはじめよう
400文字の小箱の奥に
ぎゅっと詰まった言の葉と
明けた途端にポンと広がり
はらり舞い散るヒトハシのムゲン
垣間見えるは神か悪魔か
ひと筆つづりて 心留め置き
今日も今日とて 世界を創る
さぁさ! もの語りが始まるよ!
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